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2011.09.11 研究授業


サイエンスキャラバンの2nd tourを終え、翌日からは理数科分科会主催の研究授業が一週間ありました。

研究授業では理数科教師隊員が授業を見せ合います。

目的は隊員自身のスキルアップ。



一日目はそれぞれが作ってきた授業案を持ち寄りディスカッション。
各自の教える範囲の確認や生徒のレベルなどを考えての授業の進め方を話し合いました。

二日目は数学6コマ。
トピックは三角比(trigonometry)

三日目は生物6コマ。
トピックは生殖(reproduction)

四日目は物理化学5コマ&家庭科1コマ。
トピックは有機化学(organic chemistry)、でんぷん(starch)



僕は四日目の物理化学の3コマ目だけを担当。
有機化学は僕の一番好きな分野だったので気合いが入ってましたが、途中で焦って一方的にしゃべってしまう場面もありあまり納得のいく授業はできず…。
ただ、後輩隊員がストローから丸一晩かけて作り上げた分子モデルで素晴らしい授業を見せてくれたので有機化学のおもしろさはかなり伝わったんじゃないかと思います。


研究授業に関するレポートを提出したのでそれなりに書きたいことはたくさんあるのですが、如何せん最後の一週間っていうものはやることが多くほぼすべて割愛します。





授業っていうものはどこまで考えても改善するところが出てくる、そういう意味では本当に深い仕事なんだなぁと改めて思いました。

生徒が変わればベストがベストではなくなるし、地域が変わればベストがベストではなくなる。

日本では教師という職業について生徒のしつけにばかり話題がいきますが、それと同じくらい“授業”にもスポットがあたっても良いのではないかと思います。
少なくとも僕はですが、性格的に合わなかった先生でもためになる授業をしてくれた先生のことは今でも尊敬しています。


良い授業やってなんぼ。

良い授業といっても内容だけではなく、もちろん相手とのやりとりも大切。

いろんな要素が必要な「良い授業」


2年間のうちで良い授業ができたと思えたことはないですが、授業づくりに2年間向き合えたことは教師経験のなかった僕にとって非常に良い経験となりました。

人との関わり方、物事の伝え方、そして仕事に対する姿勢などなど。


2年間の経験は今後必ず活かせるはず。

楽しみです。


そしてやはり寂しいです。





先月24日にあった記念式典を終え、翌日からはサイエンスキャラバンの2nd tourへ。

写真はまだ整理中なので一枚も載せられませんが、また気が向けばアップします。

5日間かけて行った2nd tourでは計7公演、1000人以上の子どもたちが観に来てくれました。

これがきっかけで科学を志す子どもが何人でるかわかりませんが、続けていく価値はあるのではないかと感じました。

ただ今回のキャラバンで見つかった改善すべき課題は二つ。

1.企画段階でのマラウイ人の参加がなかったこと
時間はかかりますが、マラウイ人がアイディアを出し合ってマラウイに合ったサイエンスショーをする。
規模は小さくてもここからスタートしなければいけないと感じました。
マラウイ人で素晴らしいアイディアを持っている人はたくさんいます。
そういう人を探し、他の人に波及させていくことが必要なんではないでしょうか、

2.フィードバックをしていないこと
行ったからには、その価値を評価しなきゃいけません。
でなければお金の無駄遣いになりかねない。
効果を見るにはものすごく時間がかかるし、それが見えるような変化をもたらすとも限りません。
だとしても、アンケートなどなんらかの形で活動を評価しなければ長く続けていくことは難しいと思いました。


僕が一人で行ったわけではありません。
今回のキャラバンで何が足りなかったか、何を改善すべきかは僕以外のメンバーも痛感したはず。
彼らにはまだ時間があります。
長く続けていくために、できる限りの資料・情報を残していくつもりです。


2nd tourでも多くの方々のご協力を頂きました。
本当にありがとうございました。


来週の土曜日、ザレカ難民キャンプでの公演が僕にとっておそらく最後の公演。
そして、任期最後の活動となります。
悔いのないように準備したいと思います。

あー、寂しい。



昨日は協力隊がマラウイに派遣されてから40周年ということで、大統領官邸で記念式典がありました。


活動報告ということでプレゼンをする機会を与えてもらい、9分間しゃべらせて頂きました。


そこで、一生に一度は大勢の前で言いたかった言葉をついに24歳にして言うことができました。


“Good morning, ladies and gentlemen.”


プレゼンの準備に関しては同期や調整員からアドバイスをもらったり、帰国子女の隊員に英語を添削してもらったりとホントにいろんな人のご協力を頂けました。
本当にありがとうございました。

その人たちのためにもなんとか無事に終えることができ良かったです。

いろんな方々からプレゼンに関する評価を頂きましたが、中でも一番嬉しかったのは僕がずっと目標にしていた同期からのコメントでした。



貴重な機会を与えて下さったJICAマラウイ事務所に感謝します。

そしてもちろん生徒・同僚をはじめとする支えてくれた多くの人たちに、どうもありがとう。

この国を離れる日までしっかりやらねばと改めて気が引き締まりました。




まだマラウイは朝晩の冷え込みが激しく、4枚重ね着して、寝袋に入って、厚手の毛布をかけて寝てます。

何枚着こんでも寒く感じるので、最近これは立派な病気なのかとさえ思ってます。



今日は授業準備やらいろいろと。


バイオエタノールを調べてると、

“燃焼しても、二酸化炭素が増えない”

っていう有り得ない文句を見かけたので読み進めていくと、

なるほど、発生する二酸化炭素は光合成で取り込む二酸化炭素由来ってことね。

つまり、もともと大気中にあったものが元の場所に戻るって意味でした。

ま、バイオエタノールの生成過程で多少の排出があり、完全な二酸化炭素循環ではありませんが。



さて、言い回し一つで人は惑わされるわけです。

“このエアコンからマイナスイオンが出てます!”

と一緒。

“じゃあ、何の原子のマイナスイオンなんですか?”“マイナスイオンってどう体にいいんですか?”

って聞かれて答えられる店員がどれだけいるか。

しっかりとした知識をもとに考えればおかしいところに気づくけれど、それがフィールド外であれば俄然難しい。

人に何か教える立場にいる時、これにはとても注意しなきゃいけないと先生をしてみて感じました。




どこかの本に次のような言葉がありました。

「人に何か伝えるときは、相手のわかる言葉でしゃべること」

相手の言葉でしゃべるとどうしても、本当の事とは若干ニュアンスの違った表現を使うしかなくなることがあります。

正しいまま、誤解のないまま、相手の言葉にかみ砕き伝える。

これが先生に課せられた最大の難関。

でも、これが最大の楽しみ。





2011.08.17 デモ延期


今日、明日と予定されていた反政府デモは延期されましたが、大事をとってボランティア等は基本自宅待機です。

同僚曰く、来月17日に延期されたとのことですが、本当のところよくわかりません。

話し合いが円満に進んでくれればそれも回避できる気がします。




ということで今日は、同僚にパソコンの使い方を教えに行ったり、引き継ぐ愛犬・リキの狂犬病注射をしたり、さらには今月末の研究授業(隊員同士で授業を見せ合う)の授業準備したり。

どれも中途半端にしか進まず。

サイエンスキャラバンで使おうと思っていた炎色反応の予備実験をしたけれど、薬品のチョイスが悪いのか、混ぜる分量がよくないのか、はたまたバーナーほどの火力が必要なのか、とりあえずきれいな彩りは出せず…。

彩り。

出せず。



無限に時間があるわけじゃないので、悔しいけど後回し。

授業準備しないと、本末転倒であります。

久しぶりの授業はかなり不安だけど、人に見られる機会があることはとてもありがたいこと。

頑張らねば。



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