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「マラウイ人みんながアメリカへ行く。
 アメリカ人みんながマラウイへ来る。
 マラウイ人がアメリカからマラウイに援助を求める日が来るのか!?」

貧困の原因は何なんだという何気ない話から、真剣な議論に。

昼休みの40分がすべてそれに費やされるほどのアツいディスカッションに。
(ただ、半分はマラウイの汚職の歴史だったので、そこはついていけず。)


隊員の中では、かつて、「マラウイ人をそっくり日本人に入れ替わったら…」などという話で盛り上がったことがあるが、マラウイ人からのこの話が発信されたことは、斬新過ぎて拍手しそうになった。



ただ、発信者の意見は「マラウイ人はアメリカでうまくやる、そしてアメリカ人はマラウイで貧困に陥る」。

彼曰く、
・マラウイには、資源がないし、内陸国だから産業が発展しにくい。
・例えば日本は資源に乏しいが、海に囲まれているというビッグアドバンテージがある。
・アメリカは資源もあるし、立地も良い。マラウイ人がアメリカ人がしたようにすればよい。

つまり、発展は資源ありきでしょ。というのが彼の考えの軸。多分。


対する他の同僚三人は、「アメリカ人はマラウイを発展させ、いずれマラウイ人がアメリカからマラウイに援助を求める日が来る可能性さえある」という意見。

特に、その中の一人は、強く主張する。

「発展の最大の要因はHuman resource(人)だ!」

・資源があっても、それをうまく利用できない、もしくは汚職でポッケに。
・Mindset(考え方)の違いが貧困と発展を大きく分けている。



英語がへたくそなもんで、大した意見は言えなかったけれど、僕は後者の意見に賛成。



もちろん、アメリカ人とてマラウイでは苦戦するだろうけど、客観的に見ても、マラウイ人は効率が良いとは言えない。

時間的な無駄だけでもかなりのものが改善されるはず。


マラウイ人自身が指摘したマラウイ人の良くない考え方の中で、なるほどと思ったものがいくつかある。

・足の引っ張り合い(この人が持ってるのに、自分が持ってない。嫉妬心。)
・ローリスクローリターン(一発当てよう!がない)
・保守的(このままでいいや、の精神。貧困つらい、でもこのままで別にいいや)


もちろん、この他にもマラウイ人の気になるところは山ほど挙げられるのだが、それは置いといて、この3つで何か気付くことはないだろうか?


・・・そう、日本人とそっくり。

かろうじて、日本人には勤勉さなどなどのファクターで発展した経緯があるけれど、マインドセットだけを考えれば、将来非常に危ういことがやはり見えてきてしまう。



ふとした瞬間、マラウイ人の中に日本人を見ることはあったが、やはり共通したものがあったか、と今更ながら掘り起こしてみて納得。




多数派をリードした同僚は、議論の後、僕を引きとめ、こう言ってくれた。


僕は泣いているんだ。
なぜかわかるかい?

マラウイにボランティアが来る。
マラウイアンは彼・彼女がいる間はその恩恵を受けて、良いところを称賛する。
でも、同じことを自分たちはしたがらない。
やろうと思えばできることなのに、それをしようとはしない。
学ぼうとさえしないんだ。
これがマラウイの一番の問題なんだ。

でも少なくとも僕は君から学んだ。
自分だけだとしても、いろいろなことを改善していくよ。
そして、これを伝えていくのが僕の役目だ。


とても悲しい言葉であり、とても嬉しい言葉でもある。




本当の変化は、内側からなのだ。

そういう意味ではマラウイを発展させる道のりはあまりにも長い。




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