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2010.12.20 進路ガイド


マラウイの理数科教師隊員からなる理数科分科会の現在の取り組みの一つである「進路ガイド作成」。

その概要は以前ブログに書いた記憶があるので詳細は省くが、

要するに、
学校に大学等の情報がほぼないこの国に進路ガイドが必要だ、僕らが作ろう、そういうものだ。

ただ、このプロジェクトにはイマイチ僕は乗り気ではなかった。

たとえ作ったとしても僕らが配布できるのは配属先の学校とその周辺校が限界だ。
僕の知る限り、現在の隊員が配属されている学校で、コンスタントに何人も大学進学者を輩出するような所は3割に満たないと思う。

まずは学力の壁、そして学費の壁。

進路ガイドの目的を「情報入手の簡便化」「学習意欲の向上」としているものの、学習意欲の向上につながるかは甚だ疑問だ。むしろ厳しいだろう。

極端に言うと、東大・京大の情報ばかり、あるいは(経済的に厳しい)医学部ばかりが載せられた進路ガイドを見たところで勉強する気になりますか?という話(極端すぎるか…)。
へぇー、ここに入るにはこんなに大変なのかー。で終わる可能性が高い。

すべての中高等学校に配布するような予算がおりるほどの完成度で仕上げるには、政府さえ把握していない無数の私大さえも網羅し、その進学に向けて具体的なアドバイスができるほどマラウイの高校教育を理解している必要があるだろう。

経済的な助けができない以上、学力についてアドバイスするしかない。しかし、担任ならまだしも2年契約で次々と変わる日本人理数科教師が他の教科も含めて総合的なアドバイスができるとはとても思えない。そもそも理数科の範疇を超えている。


だからこの仕事は本来教育省が取り組むべきだよね?って話になった。

ある程度の試作品を僕らが作ってそれを教育省に提出して、こういうの作るべきですよ!って提言するという案が出て、それならということで僕も作成に賛成した。

僕たちが全部するのではなく(だいたいからして人・お金・時間が足りない)、提案して、マラウイ主導で事が進む。
これがあるべき姿だと思う。



主な大学をリストアップし、基本情報(コース、学費、入学資格等)の取材担当を割り振ったのが、先月。
来週に控えるミーティングでその情報をまとめて、3月末までに試作品の完成を目指す。

僕は家の近くのThondwe Village PolytechnicとNasawa Technical Collegeが担当。

一つ目は家から歩いて10分くらいのところ。
かつて、そこの校長の警備をしていたアラクと一緒に行くと、アポなしでもトップに面会でき、一瞬で用が済んだ。
僕だけ行けば怪しまれて門前払いだっただろう。
コネクションというのはおそろしいもんだ。
信頼されている人から信頼されていることの強み。

二つ目は隊員が継続して配属されている協力隊に関係の深い大学。つい先日新隊員が赴任したばかり。
ここは、僕の家からはチャリンコで1時間以上かかるが、スタッフが既に聞いてくれていた。よって行く必要なし。

南部の主要大学は人数の多い南部隊員で割り振ったが、北部には理数科隊員が全くいない。
そこで北部の2校、Mzuzu University(ムズズ大学)とLivingstonia University(リビングストニア大学)に行くことになった。
これが今回僕が北部に行ったそもそもの理由だ。



続いて北部記を書くことにする。


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