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マラウイの初代大統領、カムズ・バンダ。

彼の故郷カスングに建てられた超エリート私立学校、その名も、「カムズ・アカデミー」。

名前の時点ですでにかっちょいいのだが、学費もケタ違い。
普通のマラウイアンが一生で稼げるかどうかくらいのお金が一年で吹っ飛ぶ。
ただし、お金がなくても県からの選抜枠もあり、学力も半端じゃない。


今日、そこで、全国から選ばれた高校の生徒たちが自慢の実験を展示するサイエンスフェアが開かれた。


僕は調整員にお願いし、運よく同行させてもらうことに。


首都リロングウェからバスで2時間半くらい、明らかに道路がキレイになってきたなー、と思ってたら大統領の別荘と同じくらい豪華な門が。

うちの学校には門さえなくてたまに教室にニワトリが間違って入ってくるのに…。

中に入ると、マラウイの学校ではありえない光景が。

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まずは、池。
・・・なんで敷地に池あんねん。

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奥へ進むと、中庭。
手入れされてて、ヤギとかニワトリとか全然いません。

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車が何代停まってても何の違和感もなし。
うちの学校だったら車が一台来ただけで全校生徒が「誰?誰来たの?」って感じに。

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上品なプレートもありました。
大統領の地元ってのは世界共通で潤うんだなー。

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イスがきっちり並べられた講堂。

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極めつけはキッチン。
しかも全員がネクタイ着用。


さて、カムズ・アカデミーの衝撃の学習環境を目の当たりにした後は、本題のサイエンスフェア。

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会場となるホールの入口では教科書をはじめとした本の販売が。

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各学校から基本3人がブースを作ってました。

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まずは、ホームのカムズ・アカデミー。
緑と黄色の制服についたエンブレムがバシッとキマッってます。(でもちょっとダサかった。)
実験はグルコース、メチレンブルー、水酸化ナトリウムを使った酸化還元反応を色の変化で確認するというもの。
放っておくと無色に。(グルコースによるメチレンブルーの還元)
シェイクすると青に。(酸素によるロイコメチレンブルーの酸化)

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ホームはブースの数が一つではありません。
ホームの利。しかもこんな実験器具を高校から扱える生徒たち。
実験は、アンモニアを使った噴水。
アンモニアが水に異常に溶けることを利用してます。
普通はよくフェノールフタレインを指示薬として使いますが、前述の実験と統一して青色の指示薬を使ってるところがグッド。

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こちらは気圧を上げることによって、水を低い位置から高い位置に汲み上げる実験。

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こっちは食塩水から電気分解を使って水酸化ナトリウム水溶液を作るというもの。
説明する生徒たちがよく鍛えられていました。

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なんとこっちは手作りの電流計。
原理はけっこう難しいのに鋭い質問にもきちんと答えられていました。
特に手前の女の子がスゴかった。

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数ある実験の中でもお気に入りはこちら。
カチャーソ(マラウイの地酒、けっこう強い)と灰を混ぜたあと、クッキングオイルを加えてバイオ燃料を作るという実験。
副生成物のグリセリンを利用できることも彼らは強調してました。

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さらに、そこからバイオ燃料とディーゼル燃料の質の違いを炎の様子で説明。
ディーゼル燃料からは黒煙がけっこう出ているのに対し、バイオ燃料からは全くなし。
環境への影響を視覚的に説明してました。
いやー、鍛えられてる。


これらの実験は審査員により順位が決められ、一位には温度計、本、賞金が与えられるみたい。


今回のサイエンスフェアではほとんどの生徒たちがよく鍛えられていました。

うまくいかない時は自分たちで改善しようとしているグループもあったし、質問にきちんと答えている生徒などを見ると、やらされているのではなく、しっかり自分で理解しているんだなぁと感心しました。

毎年開かれるというサイエンスフェア。
来年、僕はいませんが、隊員の配属先から生徒が発表する日も近いのではないかと思います。


それにしてもあのキャンパスが生徒に与える影響は大きいようです。
生徒の堂々とした態度、気品みたいなものが感じられて、なんだかアフリカではないような空間でした。

またしても、いい経験をさせてもらいました。




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提出書類を一通り片づけ、ひと段落。

束の間の休息。

ということで、今更ながら一カ月前のトレードフェアの様子を少し。


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屋内ブースではIGA(Income Generation Acitivity、収入向上活動)に取り組んでいる隊員が商品を販売していました。

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震災の様子をマラウイの方々に説明する隊員。

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多くの方が日本へのメッセージを書いてくれました。
PRAY FOR JAPAN

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屋外ブースでは書道やあやとり、けん玉などを紹介しました。
マラウイの女の子も書道に熱中。

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はい、デビッド&エマニュエル。

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屋内ブースではサイエンスブースもありました。
母校の校章だった「ルーローの三角形」。
手作りしてくれた木工のH隊員と一緒にパシャリ。
回転しても高さが変わらないっていうおもしろい性質を持ってます。

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こちらは表面張力に関する実験。
立体にはおもしろい膜が張るんです、実は。


少し、休憩。

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いやー、日本人は浴衣でしょー、やっぱり。

ステージでもいろんなショーがありました。


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理数科教師によるサイエンスショー!
観客の反応も上々♪

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こちらは、柔道隊員らによる柔道の演舞。

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着付けも披露。
マラウイアンも浴衣は似合うことが判明。

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おつかれしたーー!


明日は、マラウイ発信のサイエンスフェアに行ってきます。
楽しみ。



大仕事が一段落したと思ったらまたしても大仕事が…。

うぎゃー…。

でも中途半端にするのが嫌な性格なもんで、やるなら納得いくモノを作りたい。

押し寄せる眠気と提出書類の波。

任地が超寒いから、書類集めて焚き火にでも突っ込んでやろうかと思うけど、そんな勇気もなし。

キャパオーバーかはとりあえず、やってみてから決めよう、今回は。


桜井さんの言葉を借りるなら、

「勝利も敗北もないまま、孤独なレースは続いてく」

もしくは、

「優秀な人材と勘違いされ、あの日の僕はただ…」

・・・だんだん頭がおかしくなってきそうだ。


同期に一人スーパーマンがいるが、彼みたく疲れても普段と何一つ変わらなく動ける強靭な体力と精神力をつけたい。





自分よりすごいひとたちが近くにいる。

これは成長するために欠かせない要素なんだと思う。




置いていかれないように僕は人よりも頑張らなきゃいけない。



僕よりも3カ月早く来た先輩たちが2年の任期を終え、明日マラウイを経つ。

一昨日はそのフェアウェルパーティー。
先輩が喜んでくれたのが一番嬉しかった。
協力してくれた人たちみなさんに感謝したい。

午前中は恒例のサッカー。
ユニフォームを作って今回から気合いの入れようも違う。

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得点したJくんを迎えるベンチ。

でも結果はまたしても負け…。0勝3敗。
僕に残された試合はあと1試合…、ラストを勝つために頑張ってトレーニングしよう。

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最後に記念写真を。

みんなで一緒に体を動かすってのはやっぱりいいもんです。

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帰られる先輩方。
2年間の活動、本当にお疲れ様でした。



ラスト3カ月、やれることやって帰ろ。




2011.06.11 zikomo kwambiri!!

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2年A組。(実はB組の生徒がけっこう乱入)
うるさいけど、素直。

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2年B組。(A組の生徒が一人だけ乱入、しかも僕の横)
静かだけど、ませてる。



教室に向かう時に緊張しなかった事は一度もなかった。
彼らに悩まされ、彼らに教えられ、彼らに助けられた2年間。
つらいことや苦しいこともあったからこそ、彼らには特別な思いがある。




僕が2年間言い続けてきたことがある。

「まず自分で、ゆっくり(論理的に)考えろ」


何も全くゼロの状態で問題が与えられているわけではない。
自分で考える手掛かりはどこかにある。

2年間言い続けてもただ響きが残っただけの生徒もいると思う。

でも一年半を過ぎたころから質問をよくしてくるやつの言葉が変わってきた。

赴任当初は、
「この問題の答えは何ですか?」
から次第に、
「僕の答えはこうだけど、合ってますか?」

になった。

「なぜ、こう思うの?」
と聞くと、きちんと自分で説明できるやつが増えた。

合ってるかはこの際目を瞑るとしても、自分で考えたやつは自信を持って自分の考えを言えるのだ。

結局は彼らの努力に依るものが大きい、でも教師や周りの人達がそれをアシストすることは十分できる。

将来、ふとした時に自分で考え、自分で選択肢を増やしていける人間になってほしい。


「失望させないように試験頑張るよ」

探り探りで教えてきた僕がこの学校に必要だったかは分らないけど、暖かい言葉に報われた気がした。


生徒たちに感謝したい。

ほんとありがとう。







シラバスを終えてからは、復習。
時期が時期なので国家試験対策として、問題を解かせる→解説。
ただ、暗記してるかどうかの知識問題を授業でしても時間がもったいないので、なるべく考えるような問題を用意。

試験一週間前でもまだまだ呑気な生徒も多いけど、勉強は強制してするものじゃないし、先生のペースでするものでもない。
もともとできてたやつは、さらにできるようになってきている今日この頃。

マラウイ全体の学力をあげるには、できない子へのフォローが確実に必要になってくるんだろうけど、生徒の数に対する先生の数だったり、システム自体だったりが整っていないマラウイで今それをしようとしても厳しいと感じる。


口がすっぱくなるほど、
教科書を暗記するんじゃなくて、自分の理解を書け、
論理的に考えろ、
って言ってるけど、
友達の正解答を丸写しして平気で僕に持ってくる生徒もいるし、
考えが整理できずに結局何も書かない生徒もいる。

小さいころから教えられてきた正解主義に縛られて、正しい答えが自分のところにやってくるまで何もしない。
自分が知っていることだけでも書いてみて、それについての理解をより良い解答につなげようと努力してほしい。
複雑な問題も簡単な問題にかみ砕いて解説しているつもりだが、その気持ちが伝わっているかはわからない。
エッセイのような問題でも、長い解答例を一つの固まった答えのように彼らは感じている。
レポートにネットで見つけた文献をコピー、ペーストするのと一緒だ。
何もマラウイだけの問題じゃない。
そういう意味じゃ年号を暗記して一喜一憂していた自分があまりにも悲しい。
僕が年号を覚えて今の自分に役だっていることはほぼない。
その時、暗記にエネルギーを使い、脳ミソが温まったくらいだ。

凝り固まった考え方を溶かしていくのは難しい。
全員は厳しいけど、少しでも、自分で考えることの大事さ、難しそうな問題や答えのない問題にどう向き合うかが伝わってほしいと思う。

教える過程で僕もそれに気付かされた。
生徒にそれを言う以上、僕だって自分で考え、難しい問題に向き合わなきゃいけない。

あのー、、どうすればいいんですかね?
しょっぱな、これを言った瞬間僕の人生は終わる。
考えることを放棄したしるしだ。

頑張ろ、しんどいけど。







好かれるにはまずは自分から好きになり、
信頼されるにはまずは自分から信頼し、
人の上に立つにはまずは自分が人の下に立つ。

その努力なしで嘆くのは話が違う。
自分に降りかかるだいたいの災難の責任は自分にある。

口だけではなく行動で。
解決できなければ、また次の方法を考えればいい。

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