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はい、このサイン、誰が書いたでしょーか?

昨日はこれを書いた世界的超有名人が養子をゲットした施設でクリスマスパーティーがありました。

その余興として、サイエンスショーを理数科分科会の有志メンバーですることに。


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歌、劇それにダンスといったマラウイらしいプログラムが並びます。

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隊員によるギター&サックスの演奏も。

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この施設で活動している隊員は小さい子の扱いがうまい。
学ばねばと、少し反省。

生徒との間に自分で距離を作ってしまっているのかもしれません…。



普段はイカつい野郎共ばっかりを相手にしているだけに、今回はとっても小さくて変な感じ。

肝心のサイエンスショーは、隊員がほとんど写真を撮らずに子どもの相手をしてたこともあり、まだ写真が手に入らず…。

やった内容はというと、2つ。
対象が低年齢ということもあり、派手さ重視。

1つ目は、ペットボトルの底を切り抜いたものに布でフタをして、シャボン液につけ、ボトルの上から息を吹きかけると、泡が蛇みたいに出てくる、というやつ。
子どもたちはとても興味をもってしてましたが、最後は人数が多すぎてカオスになりつつありました。
・・・反省。

2つ目は、ビンに違う量の水を入れて、キラキラ星の演奏。

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これも練習の成果ありで、きれいに聴こえました。
雨が降らなかったのも幸運。


というわけで、今年のパブリックなお仕事は終了。

準備不足のわりには成功と言えるパーティーでしたが、ここで出た課題は次で改善しなきゃです。



ま、メリークリスマス。



ちなみに、冒頭のサインはマドンナが書いたものです。


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2010.12.25 サソリ発見


他の隊員が、

「サソリ見たよ~」

とか言ってるのに、

なんでサソリ座の俺の前に全然出てこんねん、と内心悔しい思いをしてきましたが、

ついに出ました、サソリ。

でもちっちゃいやつで、全長2cmくらい。


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うむ、想像した通りのフォーム。

刺されると激痛が走るらしいので、気をつけます。









年は越したいけど、持ち越したくないものはいっぱい。



2010.12.23 黒いつながり



「身に覚えがない」か…。



お世話になったのに残念。



こんな時、

「彼はそんな人じゃない!!」



「…私は知りません」

になるかは日々の行いなんだろう。



不器用だとしても、誠実に生きなくては。

これからは望まなくても背負ってる看板が増えてくる。

一人だけの問題ではなくなってくる。





2010.12.23 やっぱり…。





悲しいチーム。




医龍だったら患者全員死んでる。




2010.12.21 JICAカレンダー


毎年JICAマラウイでは、広報目的で、

「JICAカレンダー」

なるものを作っております。

ちなみに去年(2010年版)はこちら。

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ご覧の通り(いや、見てもわからんか…)、小さな写真がいっぱい。

というのも、マラウイの現役協力隊員ほぼ全員(ほぼ、というのは中には載せないで!という人もまれにいるわけで…)が、

「これじゃーーっ!!」

という(会心の?)一枚を提出し、できあがるから。


どうやって作られるか?というと、

隊員から何人かカレンダー委員が決まり、その人達が、コソコソと作り上げるのです。

そして、僕は今年のカレンダー委員の一人。

地味な人間には地味な仕事がよく似合う。



見積もりやら発注やらで印刷会社に足を運ぶ事10回弱。

おかげで担当者やグラフィックの連中とけっこう仲良くなりました。
(このグラフィックの連中はマラウイアンなのですが、インド系上司に鍛えられいて、マウスさばきが半端なく速い超凄腕マラウイアンなのです。もちろんマウスを振り回してるだけじゃなく、仕事ももちろん早し。)

ということで、ようやくみなさんに配る日を先日迎えられました。

今回のデザインはデザイン隊員の方にお願いし、素晴らしいものができたと自負しております。

色もさわやか!

フォントもさわやか!

レイアウトもさわやか!

つまり、さわやかなカレンダーに仕上がっております。

で、仕上がりがこちら。

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じゃん!

どうよ、さわやかでしょうが。


個人持ちの数は限られていますが、余る可能性もあるので、どうしても欲しいという方(そんな方いるのかわかりませんが)がもしいれば、僕にご一報ください。

お渡しできる、、かもしれません。




5時起床。

6時出発と言われる大型バスに乗るため、朝は早い。

荷物をさっとまとめ、町へ向かう。


…バスがない!?

6時にもなってないのに?

マラウイなら7時に出発してもおかしくないところだ。
ということで、タクシーで近くのジャンクションに移動し、他の大型バスを待つことに。


7時過ぎ、やっと首都リロングウェ行きの大型バスに乗る。
こっからが長かった。

途中でエンストした別の大型バスの乗客が乗り込んで来てから明らかにスピードダウン。


当たり前だろ。

乗せ過ぎ。


上り坂になる度に、チャリンコくらいのスピードに。
いつ止まってもおかしくないと思っていたが、やはり止まった。

エンスト…。


何度かふかしてやっと復活。


ガソリンが足りなかったっぽい。

幸い少しずつ乗客が降りていったので、ギリギリ首都に到着。


7時間半のバス移動。

・・・くたくた。

ドミは人が少なくて安心。
静かに北部の疲れを癒すことができた。


12時就寝。



北部は当分行かないだろうけど、違った雰囲気もありリフレッシュできた。
本来の目的も問題なく達成できたし、めでたしめでたし。




6時起床。

山を下る車があるかどうかわからないということだったので、今日は予め歩いて下ると決めていた。


朝ご飯はやはりおいしくない。


現地の人にガイドを頼んで近道を案内してもらうことに。

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ガイド…早く出発したい。
僕…早く出発したい。
O先輩…ミュージアムが見たい。

ガイドはその日のうちにまた戻ってくるため、
僕はその日のうちにカタベイに着くために早く出発したかった。


僕はミュージアムを見る先輩を待つことにした。
ただなら見るが、興味のないものにお金を払うことはしない。


20分後、先輩が戻ってきた。
8時半に出発。

と思いきや、

ガイド…急いで下りたい。
僕…急いで下りたい。
O先輩…クラフトショップが見たい。


ということで、クラフトショップに。
せめて地域性を出してくれと思うような品々。
これなら地元でも買える。


気を取り直して、出発。


単なる近道と思っていたが、かなり急斜面をどんどん下る。
カバンと傘で両手が塞がった僕にとって足にかかる負担が尋常ではない。


しかも、ガイドのペースがかなり早い。

あまりに笑えないショートカットの数々。

これで雨が降っていたら100%死にますよね?くらいの近道。
ゴロゴロした中くらいの岩と張り出した木の根っこがかろうじて足場に見えなくもないか…、くらいの近道。


ただ、確かに山を下る車が一台も通らない。

歩くという判断は正しかったのだ。


1時間くらい歩き、滝に到着。

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ここで少し休憩。

ザンビアのリビングストンにはビクトリアの滝があるのは知ってるが、
マラウイのリビングストニアにも滝があるとは。

ただ、規模が全然違う。

とはいえ、虹も見えたし、景色も素晴らしかった。


水分を補給し再び歩き続ける。

さっきより厳しい道が続く。

ただ、少しずつ近づいているのが実感できる。

滝から約2時間歩き、ついに麓のチティンバに到着。

…長かった。

足がプルプルしている。

ガイドにお礼を言って、別れる。


ここから2人ともムズズに向かう。

馬力のなさそうな中型バスに乗せられテンションが下がるが、それも仕方なし。
ムズズまで歩くよりは随分マシだ。


O先輩は一瞬で眠りについている。


2時間半後、ムズズに到着。

相変わらず雨は降らず、快晴が続く。
傘がお守りに見えてくる。


レストランに入り、昼食をとる。
ビーフwithライス、400クワチャ(約200円)
野菜もついていて、盛り付けも悪くない。味も良い。
リビングストニアで食べたのは一体何だったんだろう。


食べ終わり、バスデポでO先輩と別れる。

手を差し出す先輩。
思わぬ展開に戸惑う僕。
迷惑をかけたのはどちらかというと僕だ。
先輩はゆっくり観光したかっただろうに。
炎天下の中、ガラの悪いバスデポでチャンチュン2人がアツい握手を交わす。
ありがとう、先輩(涙)


恥ずかしいからすぐに手を離し、バスに乗り込む。


今晩もカタベイのT先輩宅にお世話になる。
カタベイに着いたのは夕方4時前だっただろうか。


明日はT先輩と一緒に首都に上がる。
当分家を空けるらしく、晩ご飯は近くのロッジで外食。

同じくカタベイ隊員のS先輩とカタベイに来ていた極北カロンガ隊員のH君の4人で食べた。

おしゃれな湖畔のロッジでアズング(白人)が集まる中、ピザを食べる4人。

北部隊員3人に囲まれアウェー感は否めないが、それもまた新鮮だ。
話も盛り上がり、気付けば10時を過ぎている。


T先輩宅に戻り、そっこうで寝る。

明日はまたしても大移動だ。


11時就寝。


体力的にかなり消耗したが、タイムテーブル的にはやはり順調な北部4日目だった。




4時半起床。

マラウイに来てから朝には強くなったが、さすがに眠たい。
自業自得だが、眠たいものは仕方ない。

O先輩とまずはムズズに戻る。
カタベイからムズズへは標高がかなり高くなるので、昨日より時間がかかる。


ムズズに到着し、次の目的地・リビングストニアを目指す。
リビングストニアは山の上にあるため、主要幹線道路沿いの町・チティンバで降り、そこから山を登る他の交通を探す必要がある。

タンザニアとの国境近くの町・カロンガ行きのミニバスに乗り込む。


山を越え、2時間くらいでチティンバに到着。

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相変わらず、傘は活躍しない。
晴れ男なのかと思い始めるが、極北部にはまだ雨季は来ていないようだ。


ここから山登りなのだが、車を運よく捕まえられれば、30分程でリビングストニアまで行ける。
数か月前、運が悪かったS先輩一行は雨の降る中4時間登り続けた。
修行でしかない。

ここまで順調に来ているということで、

「1時間待ってみて、なかったら歩き始めましょう」

ということにした。


…すると数分後、リビングストニアの病院へ向かうトヨタを発見。
交渉し、たった200クワチャ(約100円)で行けることに。
とことんツイている僕とO先輩。


柵もないダートロードをけっこうなスピードで駆け上がるトヨタ。
気分が悪くなってリバースしているマラウイアンがいた。


30分後、山の上の町・リビングストニアに到着。
とても静かで、まわりとは隔離されているような雰囲気の町だ。


まずは宿を探す。
スコットランド人宣教師が建てたストーンハウスというところに決める。

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部屋も雰囲気も悪くなかったが、食事が最低だった。
油っこいだけで、全然おいしくなかった。
これなら僕らが作った方がいい気がした。



さっそく、リビングストニア大学を探す。
宿から歩いて10分くらいの場所にあった。

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元々は高校として使っていた校舎を引き継いだのだという。
規模は大学としては少し小さいが、幻想的な雰囲気で癒される。
空が不自然なくらい青い。
何もないこの町にあって、することといえば、勉強か恋愛だけしか想像がつかない。

リビングストニア大学に入ると、学生は試験中だった。
ムズズ大学と同じように、Registrarを紹介される。

ムズズと比べると無駄話が多く、英語がマラウイアン過ぎて聞き取りにくい。
ただ、対応はやはり良い。
欲しい情報がきちんとプリントされて出てくる。

この時点で北部で達成すべきミッションが終了。
今日はこの町で泊まるため、時間を持て余してしまう。



近くの教会を訪ねる。
スコットランド人宣教師が作ったとあって、とても立派な教会だ。

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屋上に案内してくれるという。
少しボロボロの階段を上る。

屋上からの景色。

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かなり壮大だ。
向こう側に見えるのはマラウイ湖。


宿に帰り、ベッドに横になる。
早起きがここにきて効いてくる。
2時間ほど昼寝してしまった。


昼ご飯が最低だったので、他のレストランを探すが、見たらない。
仕方なく、またしてもストーンハウスで食べることに。

昼はチキンを食べたから、ビーフを注文すると、チキンしかないと言う。
じゃあ、はじめからチキンしかないと言え。
仕方なしにまずく料理されたチキンを食べる。
チキンもどうせ食べられるならもっとうまく料理してほしかっただろうに。
これじゃ全然成仏できない。


明日はO先輩はムズズで泊まるが、僕はカタベイに再び戻る予定だ。

移動に備えてけっこう早くベッドで横になる。


10時就寝。


2日目に続き、かなり順調な北部3日目だった。



6時起床。
フィギュアスケートの練習を必死にしている夢を見た。
小学校の友達と高校の友達が普通にしゃべっている。
夢ではおかしなことが起こっているのに、何にもツッこめない。

同期と別れ、バスデポで理数科教師のO先輩と合流する。

今回の任務は1人で行くつもりだった。
でも、マンチェスター&リバプールを1人で旅行した時、不安ばっかりで全然楽しめなかったのが蘇る。
観光じゃないところが、さらにプレッシャー。
そこでO先輩を誘ったところ、快く引き受けてくれ、一緒に行くことになった。

次の目的地は北部最大の街ムズズ(と言っても日本の地方都市以下)。
ムジンバからはミニバスで約2時間だった。
北部のミニバスは南部よりもよく人を詰め込むようだ。
乗車率がだいたい150%くらいになる。

雨季ということで傘を持ってきたが、北部は雨季が始っていないのだろうか。
日射しも強く、暑いくらいだ。

初ムズズだが、街を散策したいとは思わない。
その手の冒険にはまるで興味がない。
だいたい大学が先だ。

バスデポ近くの乗り合いタクシーのお兄ちゃんに行き先を告げる。
ムズズ大学までは約10分、70クワチャ(約40円)。

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ボロボロの学校ばかりを見慣れているせいか、普通の設備を持ったキャンパスに感動する。
普通が普通でないことに気付く。
そうか、ムズズ大学はマラウイに2つしかない国立大学のうちの一つだ。

大学のキャンパスの雰囲気を思い出す。
ただ、マラウイの大学生は日本と比べると年齢層が高い。
高校生が当たり前のように大学に進学できるわけではないからだ。
キャンパスは落ち着いた空気が流れている。

地図で受付というか総務部を探す。
一番わかりやすい場所にあるようだ。

用件を話すと部屋を案内してくれた。
無駄な話が一切ない。
2,3分待つとRegistrar(総務係)が来てくれた。
仕事できるオーラ全開の30歳くらいの女性だ。

改めて用件を話す。
「Although I don’t know exactly what you want, I give you what we have.」
「(あなたが欲しいものが正確にはわからないけど、とりあえず渡すわね)」
と言いつつも一瞬でプリントされてきた8枚のハンドアウトは完全に僕らの欲しい情報が過不足なく入っていた。
仕事が早すぎてあっけにとられる。
ここはマラウイなのか?
お礼を言って部屋をあとにする。

無駄がない。

予定よりも随分早く用が済んだのでキャンパスを少し歩く。
マイ皿を持って食堂らしきところに向かう学生。
学費に昼食が含まれているのかな。
図書館も充実していそうだ。

門を出たところで日本語で話しかけてくる学生がいた。
水道関連のJICAのプロジェクトで日本に来たことがあるという。
群馬にいたらしい。

再びタクシーで街に戻る。
まずは、昼ご飯。
そんなにお腹がすいておらず、何の工夫もないパンを食べる。

銀行で潤った後、次の目的地・カタベイを目指す。
相変わらず雨は降らない。
傘がただのお荷物になっている。

カタベイはマラウイ湖沿いの町で、観光地でもある。
カタベイに住むT先輩いわくヨーロッパでは麻薬で有名な場所らしい。
ムズズからはミニバスで約1時間半のところにある。
行ったことはないが、仙台から気仙沼に行くような感じだろう。

昼過ぎにカタベイに到着する。

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マラウイ湖がきれいだ。
そして日射しが異常に強い。

T先輩が迎えに来る。
ここではまた少し違うトンガ語が話されている。

坂を20分くらい登り、T先輩の家に到着。
庭を入れると僕の家の3倍以上ある立派な家だった。

理数科のO先輩は冒険好きだ。
シャワーを浴び、洗濯をした後、街に行くと言う。
僕は行かないです、と言う。

ゴロゴロと読書。
「風をつかまえた少年」
マラウイの田舎で、独学で物理を勉強し自宅に風車を作って発電に成功した少年の話だ。

T先輩が今日はコロッケを振る舞ってくれるという。
本当は白身魚のフライにする予定だったが、魚がなかったという。
ホスピタリティが溢れている。

O先輩はどれだけ街を散策しているんだろう?
僕にはそんなエネルギーは出てこない。

かれこれ2時間くらい経ち、O先輩が帰ってきた。
チテンジ(布)を3種類買ってきてT先輩と盛り上がっている。
チテンジを「これかわいいっすね」と表現できる器用さは僕にはない。

僕が判断できるのはセンスの良し悪しではなく、ただ好みかどうかだ。
ファッションについてあれこれ評論するやつも、食について細かくケチをつけるやつも僕には理解できない。
その道のプロならわかるが、個人の好みを絶対的基準として扱う輩には嫌気がさす。
そんなやつに限って目隠しすりゃ伊勢エビとザリガニの区別がつかなかったりする。
その点、O先輩は個人的な好み・こだわりの範囲を超えていないので、僕は微笑ましくしていられる。

コロッケは今まで食べた中でベスト3に入るくらいうまかった。
日本で食べてもうまいと感じるくらいだろう。

夜はなぜか車の話で盛り上がる。
ドイツ生活が長く、沖縄出身のT先輩はけっこう車に詳しい。
車の好みが似ている人はけっこういるのかもしれない。
僕はアウディが好きだ、今のところ。

明日の大移動に備えなければと思いつつも、しゃべっていたら結局夜更かし。


12時就寝。


順調過ぎる北部2日目だった。



5時起床。
移動の朝は早いが、その前に仕事がある。
JICAカレンダーの仕分け作業だ。
これについては、また別の機会に書くことにする。

7時に乗車した大型バスはほぼ空っぽ。出発したのは9時半だった。

僕の今日の目的地はムジンバ。
ムズズ大学があるムズズの南西に位置する県だ。
じゃあムズズに泊まればいいじゃん!という話だが、今日は日曜日。
例えるなら、東京を出発し、行きたいのは仙台にある東北大学だけど、日曜は取材できないだろうし、友達が福島県にいるからとりあえずそこに泊まるか、といった感じだ。

ムジンバ県はマラウイの中では最も面積が大きく、隊員の数も非常に多い。
特に女性隊員の多いボマ(中心部)は「大奥」と呼ばれているが、実際そんなドロドロなのかは南部の僕にはわからない。

イエオ、イエオ。
北部ではトゥンブカ語という異なる言語が話されている。
チェワ語と違い、音さえ捉えられない。

聴くだけである程度音が取れるようになるってことは、やっぱり英語もリスニングだけでも十分効果があるんだろう。
聴こえた単語の音とスペルは表現できるが、意味がわからない、というレベルだ。
リスニングで勉強の効率はけっこう上がる。
もっとネイティブの英語に触れねば。
そんなことを考えながら、横で聞こえる「フォーロ(4)、ファイビ(5)、スィクスィ(6)、、、」にため息を吐く。

北へ向かう道は景色が変わらない。
赴任当初は感動さえ覚えた果てしない大地も、今は欠伸にしかならない。

4時間半後、ムジンバに到着する。

遅めの昼食を食べる。
ビーフwithライス、250クワチャ(約130円)。
値段の割にうまいので満足。
停電と聞いていたにも関わらず、ビンの蓋を開け、炭酸が吹きこぼれる。
同期に笑われる。
化学科を卒業しておきながら、気体の溶解度に関するイージーミス。
考える前にやっちゃう自分の脳の端っこに、知らぬ間に住み始めた小さなマラウイアンを認める。
僕はマラウイアン化しているのか?
熱湯と冷水を混ぜるとぬるま湯になるのと一緒だ。
ぬるま湯から勝手に熱湯と冷水はできない。
元に戻るには日本に帰るしかないんだろうか。
まぁいい、お腹がいっぱいだ。

路上でおばちゃん達がキノコを売っている。
直径30cmにもなるやつもある。
値段は忘れたが、一つ数十円くらいだったはずだ。
初めてこのキノコを食べたやつはどんな気持ちで食べたんだろう?
相当追い込まれていたんだろうか?それともうまいと確信していたんだろうか?
少なくとも毒キノコ情報はパイオニアの犠牲のもとに成り立っているんだろう。

同期が今日はキノコを振る舞ってくれるという。
キノコの酢飯、キノコのバターしょうゆ炒め、キノコのホワイトシチュー。
キノコ祭りだ。
キノコを苦しまず食べられるようになったのはいつからだろうか?
僕は大人の階段を少しずつ上っているのだろうか?
とにもかくにも、おいしい料理を作ってくれた同期に感謝。

明日から始まる取材に備えなければと思いつつも、しゃべっていたらけっこう夜更かし。

12時就寝。

比較的ゆったりとした北部初日だった。


2010.12.20 進路ガイド


マラウイの理数科教師隊員からなる理数科分科会の現在の取り組みの一つである「進路ガイド作成」。

その概要は以前ブログに書いた記憶があるので詳細は省くが、

要するに、
学校に大学等の情報がほぼないこの国に進路ガイドが必要だ、僕らが作ろう、そういうものだ。

ただ、このプロジェクトにはイマイチ僕は乗り気ではなかった。

たとえ作ったとしても僕らが配布できるのは配属先の学校とその周辺校が限界だ。
僕の知る限り、現在の隊員が配属されている学校で、コンスタントに何人も大学進学者を輩出するような所は3割に満たないと思う。

まずは学力の壁、そして学費の壁。

進路ガイドの目的を「情報入手の簡便化」「学習意欲の向上」としているものの、学習意欲の向上につながるかは甚だ疑問だ。むしろ厳しいだろう。

極端に言うと、東大・京大の情報ばかり、あるいは(経済的に厳しい)医学部ばかりが載せられた進路ガイドを見たところで勉強する気になりますか?という話(極端すぎるか…)。
へぇー、ここに入るにはこんなに大変なのかー。で終わる可能性が高い。

すべての中高等学校に配布するような予算がおりるほどの完成度で仕上げるには、政府さえ把握していない無数の私大さえも網羅し、その進学に向けて具体的なアドバイスができるほどマラウイの高校教育を理解している必要があるだろう。

経済的な助けができない以上、学力についてアドバイスするしかない。しかし、担任ならまだしも2年契約で次々と変わる日本人理数科教師が他の教科も含めて総合的なアドバイスができるとはとても思えない。そもそも理数科の範疇を超えている。


だからこの仕事は本来教育省が取り組むべきだよね?って話になった。

ある程度の試作品を僕らが作ってそれを教育省に提出して、こういうの作るべきですよ!って提言するという案が出て、それならということで僕も作成に賛成した。

僕たちが全部するのではなく(だいたいからして人・お金・時間が足りない)、提案して、マラウイ主導で事が進む。
これがあるべき姿だと思う。



主な大学をリストアップし、基本情報(コース、学費、入学資格等)の取材担当を割り振ったのが、先月。
来週に控えるミーティングでその情報をまとめて、3月末までに試作品の完成を目指す。

僕は家の近くのThondwe Village PolytechnicとNasawa Technical Collegeが担当。

一つ目は家から歩いて10分くらいのところ。
かつて、そこの校長の警備をしていたアラクと一緒に行くと、アポなしでもトップに面会でき、一瞬で用が済んだ。
僕だけ行けば怪しまれて門前払いだっただろう。
コネクションというのはおそろしいもんだ。
信頼されている人から信頼されていることの強み。

二つ目は隊員が継続して配属されている協力隊に関係の深い大学。つい先日新隊員が赴任したばかり。
ここは、僕の家からはチャリンコで1時間以上かかるが、スタッフが既に聞いてくれていた。よって行く必要なし。

南部の主要大学は人数の多い南部隊員で割り振ったが、北部には理数科隊員が全くいない。
そこで北部の2校、Mzuzu University(ムズズ大学)とLivingstonia University(リビングストニア大学)に行くことになった。
これが今回僕が北部に行ったそもそもの理由だ。



続いて北部記を書くことにする。


2010.12.19 ただいま


任地にもうすぐ帰還。

リキー!!アラクー!!もうすぐ帰るぞ!!





ところで、アーセナルはバルサとの再戦@CL。

プレミアリーグの大雪による延期といい、シラけるニュースばっかりと思いきや、

ジャパニーズ・宮市亮のアーセナル入団が公式にアナウンスされるという嬉しいお知らせ。


うむ、なんかわからんが元気が出てきた。



2010.12.17 南部へゴー




怒涛の北部大移動を終え、夕方首都のドミトリーに無事帰還。

眠気が意欲を削ぐので、北部記はまた後日、書くとします。

とりあえず、任務は達成。


ちなみに北部遠征の移動はこんな感じ、

バスでの総移動時間:約24時間(一日平均5時間弱)
徒歩での移動時間:約5時間半(うち急斜面の山下り3時間)

総移動距離でいうと1000km以上。



明日は南部に向かいます。

が、任地へ帰るのは明後日。
ハウスキーパーに電話したら愛犬リキは元気とのこと。
よかったよかった。



それにしても、うー、筋肉痛。

北部で一度も活躍しなかった傘が悲しい。

暑い12月はもうたくさんだ。



2010.12.12 北部へゴー


マラウイは縦に細長い国でありまして、北部、中部、南部に分けられます。


南部に住む僕が北部に行くのは、今回が2回目。


これから4時間のバス旅を経て、10カ月ぶりの北部へ行ってきます。


一応分科会のお仕事がメインです。


が、学校は一昨日で終わって3週間のホリデーに入ったので、観光ももちろんしてきます。





「恥をかいて、経験して成長する」

かぁ…。


シニアボランティアの方々から学ぶ事はホントに多いです。


2010.12.11 行商ネコ


日本でセールスというと、よくあるのは

・健康器具
・保険
・新聞

なんかだろうか。


これがマラウイに来ると、

・魚
・豚
・工芸品

に変わる。


手法は似ているが、“セールスマン”と呼ぶにはあまりにもパリっとしていないので、隊員は彼らを“行商”と呼ぶ。


うちの学校によく来る行商がいる。
名前は知らないし、知っても3秒で忘れてしまいそうなので、愛着を込めてネコと呼ぶことにする。
僕とネコの出逢いは一年も前の話だが、何の思い出もないので、省いておく。

ネコが売りに来るのは「工芸品」だ。


ロウソク立て

ロウソク立て

ペンホルダー

ペンホルダー

他にも、
・キーホルダー
・置物
・ネックレス

などなど彼のレパートリーは多い。

だが、ネコは決して儲けているわけではないだろう。
着ている服はいつも同じで、ボロボロだ。

さて、学校の先生は他の一般市民に比べればお金を持っている方だ、と僕は思う。
テレビやバイクを持っている同僚がいるくらいだ。
つまり、ネコは経済的にはいい線を狙っているのだが、残念なことに、学校の先生はそれほど欲しがらない。

でもネコの本当の狙いはそこにはない。
ネコが狙っているのは、一番お金を持っていそうで、肌の色が違う僕である。

だが、現実は厳しい。
人種が違っても、お金があるから買うとは限らない。
安くて、なおかつ実用的だったり、デザインが魅力的だったりしないと僕は動かない。
日本人は求めるレベルが高い人種だ、こっちに来てよく思う。
さらに、ただでさえ、芸術の類に疎く、興味の湧かない僕に売りつけること自体、ネコには勝算がない。
ごめんね。ネコの勝算ゼロ。いや、むしろマイナス。バイバイ。

だが、ネコは諦めない。
彼はマイナスをプラスに変える、ではなく、マイナスにマイナスを重ねる。
田代まさしほどではないが、マイナスにマイナスを重ねる。

まず、しつこい。
しつこいやつはたいてい嫌われるが、ネコのしつこさは半端じゃない。
「いらない」と言っているのに、なかなか引き下がらない。
消費者との関係悪化などネコにとっては因数分解と同じくらいどうでもいいのだ。
普通、いらないと言われると、なぜいらないのか、何が悪いのかを考えるが、ネコは違う。
ネコは値段にしか原因がないと始めから決め込んでいる。
「いくらなら買うんだ?」
流暢に現地語が話せたら
「ただでもらっても、嵩張るからいらない」
と言ってやりたい。
「Good price」
はネコの数少ない英語のフレーズだが、
「それはお前にとってのGood priceだろう」
と言ってやりたい。
だいたい、「いらない」と30分くらい言い続けないとネコは平気な顔をしている。
ネコは人生を気ままに生きている。

日本ならお客様は神様だ。
だが、マラウイしかり、ネコは特にだが、180度違う。
ネコの中ではネコが神様だ。
だから、もちろん上から目線。
買ってもらう側にも関わらず、「とりあえず買え」とネコは言う。
お金をもらう側にも関わらず、「とりあえず払え」とネコは言う。
そんなネコに「とりあえず帰れ」と言ってやりたい。
ネコは自分の商品に絶対の自信を持っているようだ。

確かに、素晴らしい商品に対して、それなりの対価を求めるのなら僕だって何も言わない。
僕は少し高くても、質がいいものを長いこと愛用するのが、どちらかといえば好きだ。
では、ネコが絶対の自信を持つ工芸品とやらはどうなのかというと、
これが驚くほど、完成度が低い。
低すぎて毎回笑ってしまう。
置物のキリンが机に立てない。
生まれたての子鹿バリにうまく立てない。
うまいこと削っていれば小学生でも調整できるようなイージーミスをネコは平気でする。
数学でいうと、確率が100%を超えちゃっているというようなミスだ。
しかも、売る前に確認しない。
僕の前で悲しげにキリンが倒れる。
だが、ネコはそれを買えと言う。
その前にキリンに謝れ、と僕は思う。
ゾウの牙が取れる。
牙が落ちたことを言うと、「問題ない」と力づくでねじ込む。
あろうことか、ネコはそれを買えという。
だからその前にゾウに謝れ、と僕は思う。
まるでネコがネコ自身を形にしたような残念な商品達だ。
ネコは自分を表現しているのだ。
ネコはいつも自分をみつめているかなりストイックなやつだ。
だが、ネコはカイゼンしない。
「カイゼン」の精神はアフリカでも少しずつ有名になりつつあるが、ネコはまだ知らないようだ。

日本ならそんなセールスマンを送る会社はツィッターで叩かれまくって一瞬で廃業に追い込まれるんだろうけど、ここはマラウイ。
ネコのホームだ。
ネコは買ってもらう人をまず叩く。

もう既にリカバリーが効かないほどのマイナスだが、ネコにも尊敬すべきところがある。

「売りたい」という情熱だ。

ネコはボロボロのカバンを肩にかけ、自分の分身を売るために動きに動き回る。
遠くに行くための交通費を出してでも、売りに来る。
take a riskだ。
今忙しいからというと、その間に他の学校を回ってくると言う。
今日は忙しいからというと、いつ空いているのだ?と聞いてくる。
彼の売ることに対する情熱にはいつも脱帽する。

だから、僕は毎回最低交通費分くらいの安いペンホルダーなどを買うことにしている。
全くもって、欲しくはないのだが、人道的に買うのだ。
商品に対してではなく、彼の情熱にお金を払っている。


一昨日学校に来たネコはもうすぐクリスマスだから買えと言った。
クリスマスにそんなもんいるかバカ野郎と思ったが、ネコは自分の立場をわきまえない。
ネコはおもむろにまたしても残念過ぎる置物のつがいを僕の前に置いた。
完成度が低すぎて、何ていう動物かわからない。
ただ、どうもシカっぽい。
シカではないが、シカっぽい。
奈良県民はシカに優しいのだろう、何か懐かしい気持ちがしてきて、思わず買ってしまった。

そして、こちらが、そのシカっぽい置物だ。

マラウイの鹿?

画像が小さくて、この残念さが正確に伝わらないのが残念だが、どうだろう、このキレのなさは。


まぁいい、マラウイには日本にはない、ある種温かいクリスマスがあるということでよしとしよう。

ネコとの闘いも残すところあと9カ月くらいになった。


2010.12.07 採点おしまい


朝から曇ってて、気分までそんな感じだったけど、昼には晴れ間が。

と思ったらタウンに来て、またしても雨。

これでもまだ傘を買っていない自分。

いやぁ、これから何か月も雨が毎日続くって考えると…、ま、でもこれがないと作物育たないから我慢。



採点は昨日終わり、平均点は27点。

合格ラインの約40点にはまだまだ。

最高点は76点。68、62、という具合に続く。

このままだと学年の7割くらいが物理化学を落としてしまう…。

試験前になって少しはやる気出すことを考えても、去年の5割と大して変わらず…。

うー…。

他の教科を聞いても、だいたい成績は同じくらいだから僕の教えてる部分が特別悪いわけではなく、それについては少し安心したんだけど、ただ、どうにかならんものか…。


問題別に見てみると、やはり記述問題の正答率が悪い。
できない子はほぼ四択問題でしか稼げていない。

授業でそういう類の問題を少し増やしてみるか?
ただ、時間の制約も少しずつきつくなってくる…。
うむ、でも効果のありそうなやつは可能な限りやってみよう。

ただ、過去に明らかに成績が悪かったけど、今回「あれっ?こいつけっこうやるな」っていうのが補習参加組を中心に何人かいて嬉しかった。

うんうん、その調子だ。




今週はやることがまだ残ってる。

任期終わるときに、あーやっときゃ良かったってならないように、今やっとかないと。



日本が寒い季節を迎えると日本が恋しくなる。

寒い中、コートを着てマフラーをして街を歩きたくなる。

ジャガイモはないが、今日はカレーでも作るか。




結婚するなら長い沈黙も全く平気な人がいい。



せっかく癒されたのにその帰りで疲れる。


ただ、授業がないから明日は新品でなくても大丈夫だ。




休みの日が終わる。



楽しくなくはないけど、僕には少しにぎやか過ぎる。



今年の12月はあっという間に過ぎるんだろう。



わけのわからないままに終わりそうだ。





試験監督 = 木の下でチャッティング


カチワラ先生(女性)以外、ほとんどの先生がそう思っている。


はっきり言ってカチワラ先生がいないと試験期間が運営できない。
マラウイは男性に比べて女性がホントによく働く。





僕の担当する試験は2日目に全て終わったので、採点に。


去年ほどではないが、今年も採点は荒れている。

まずは、昨シーズンのファンタジスタのハイライトから。

「2-5=」

正答:-3
ファンタジスタの答え:Impossible


「化学薬品に使われているマーク「×」の意味を答えなさい。」

正答:Harmful Substance(毒物)
ファンタジスタの答え:No Parking(駐車禁止)

これを超えるようなプレーは見られないだろうと思っていたが、今年も才能の片鱗を見せた超新星を何人か紹介しよう。

「15÷2=」 

正答:7.5
大型新人の答え:5余り5

うむ、間違いではないし、アイディアはかなりイケている。
ただ、数学にはルールがある。
君をよしとしてしまっては、収拾がつかないのだよ。


「CO2に含まれる炭素の質量パーセンテージを答えなさい。」
  (a) 13% (b) 27% (c) 34% (d) 43%

正答:(b) 27%
大型新人の答え:(e) 57%

自分なりに計算して、それを貫きたいという強い意志は感じられた。
だが、僕自身も何回も計算して、選択肢を作っているのだということを理解してほしい。
ただ、疑う姿勢は評価できる。
でもね、間違いです。



採点をしていて、正解してくれることはもちろん嬉しい。

ただ、カンニングの形跡が全くなく、自分で頑張ったのが滲み出ている答案も嬉しい。


今のところだが、やはり補習に来ているメンツはその他の生徒よりも出来がいい。

補習があるから点数がいいというか、やる気のあるやつが補習に来る、という方が正しそうだけど。



きちんとした分析は採点が全部終わってからする予定だ。



闘いは続く。



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